露出(表示)シミュレーション
EOS ミラーレスシステムで、露出設定に合わせてファインダー(背面液晶)で露出シミュレーションが出来る機能。
デジタル一眼レフの頃も背面液晶で露出シミュレーションが出来てたけど、ミラーレスはファインダーもEVFなので露出シミュレーションが出来る。
EOS R6のマニュアルでは露出シミュレーションだったけど、EOS R6 markIIでは表示シミュレーションに変わってた。
その意図は・・・・・?
一眼レフの頃はファインダー内の露出計を見ながらマニュアル露出で露出を決定して1枚撮って背面液晶で確認して補正して撮るという流れだったけど、ミラーレスになってファインダーにヒストグラムも表示されるから露出決定の手間が大幅に減った。
以前も書いたけど、ストロボ使用時はこの露出(表示)シミュレーションが強制的にOFFになる。
ストロボを取り付けただけではOFFにならないのだけど、シャッターを半押ししたらOFFになる。
これがとんでもなく使いにくい最悪仕様。
これはCANONだけじゃなくて他のメーカーも殆どが同じらしい。
シャッターボタンを押してAEが動くと露出シミュレーションがOFFになって、数秒後にAEが切れるとまたONに戻るんだけど、その数秒を待つ事がテンポ低下の大きな要因。
せめてヒストグラムだけでもシミュレートしてくれてたら良いのだけど、ヒストグラムまでご丁寧にグレーアウトさせてAEに合わせて表示させるお節介仕様。
対策としてストロボの電源をOFFにするとか、Qボタンを素早く2度押ししてAEを切るとか対策はあるんだけど、どっちも手間がかかるし、Qボタンを押すと不意に設定がわかってしまう事がある。
実際にQボタンを使ってたらRAWがJPEGに変わってた事があった。
強制OFF対策
随分前に力技というか別に力は要らないんだけど一度やったことある方法がある。
クイックシューの端子を一つ潰す
赤丸を付けた端子にテープを貼るなどしてカメラとストロボの通信を遮断する方法。
赤丸の端子だけ塞げば通信しなくなるけど、どうせX接点以外は使わないことになるから全部塞いでも問題ない。
これのデメリットは
- コマンダー(ストロボ)のスリープから復帰が使えなくなる
- ハイスピードシンクロが使えなくなる
- TTLが効かなくなる
①はコマンダーのスタンバイをOFFにする等で対応出来る。
自分の撮影時間に合わせた時間に設定しても良い。
②はハイスピードシンクロを使う人に取っては致命的なのでこの方法は使えない。
絞りたくないという理由であればNDフィルダーで代用出来る。
③当然TTLは効かなくなるけどストロボもマニュアルでしか使わないので関係ない。
この2つのデメリットがあったのでこの方法は使わないようにしてたけど、やっぱりQボタン2度押しは面倒になってきたので、端子にセロテープを貼ってまたこの方法に変えてみた。
CANONのカスタマーセンターにこの問題解決をメールで提案してるけど、一人の声じゃなかなか対応してもらえないので、スローシンクロがやりにくいと思ってる人はぜひ一緒に声を上げてほしい。