モデルさんとは一期一会な事が多い。
1枚目は撮り始めて30分過ぎたくらいで2枚目はほぼラストカット。
熟練のモデルだとアイコンタクトだけで撮影は進んで行くけど、駆け出しのモデルだとそうはいかない。
まずはコミュニケーションを取って距離を近付けつつ、どの角度・表情を撮るのが良いかを模索していく。
今回UPしたNAOKAは最初に幾つか言葉を交わした時点で「くだけてきたら凄く良い表情をする人だろう」と感じたから、それを狙い続けた結果、予想通りだった。
風景も大きく取り込む引き構図だと目線の強さが写真に影響を与える割合は小さいけど、上半身でカメラ目線だと当然目線のウェイトは大きくなる。
例えば瞬きで半目になってる様な写真は他が完璧でもボツになる。
ここからやっとカメラ目線の話
デジタル一眼レフを買って人を撮り始めた頃は“カメラ目線は嫌いだからこっちを向かなくて良いよ”とよく言ってた。
2007年7月にあるモデルを撮ったのをきっかけに好きなカメラ目線がある事に気付いた。
以前も書いたけど大雑把に分けて
・カメラ(レンズ)を見てるカメラ目線
・レンズの奥の目を見てるカメラ目線
の二つがある。
(これは僕の主観で、他の人は違う感じ方をしてるんだろうけど。)
理論的な事が影響してるのかどうかは解らないけど、理屈屋なので理論を説明すれば、そもそも撮像素子とレンズ先端とは物理的距離差がある。
レンズの前玉に焦点を合わせたカメラ目線は当然見る側に不自然さや平面的な感じを与える。
これは一番ダメなパターン。
レンズの奥、つまり撮像素子辺りに焦点を合わせたカメラ目線の写真を見ると“目が合う”感覚が綺麗に出来る。
これで僕が好きな“語りかけてくるような写真”の第一歩。
あとは撮り手とモデルの呼吸。
モデルの方に力があれば、撮り手に力が無くても人の心をひく写真は撮れると思う。
僕くらいの低レベルでも。笑
だけどやっぱり撮り手とモデルの呼吸が合った写真が一番見てて心をひかれる。
それにしても1D3+135Lは使い難いなぁ。