我が家のデリカD:5で、エアコンのコンプレッサーが作動したり、作動しなかったりする症状が発生しました。
車両はディーゼルのCV1W。修理時の走行距離は206,948kmです。
エアコンが一度作動すれば、真夏でも十分すぎるほど冷えます。しかし、A/Cスイッチを入れてもコンプレッサーが作動せず、いつまで待っても冷風が出ないことがありました。
最初は「たまに作動しない」という程度でしたが、次第に症状が出る頻度が増えてきたため、完全に動かなくなる前にコンプレッサーを交換しました。
エアコンが冷えないのではなく、コンプレッサーが作動しない
今回の症状は、エアコンガスが不足して常に生ぬるい風が出るというものではありません。
コンプレッサーが作動したときは、外気導入でも十分涼しくなるほど、しっかり冷えていました。
発生していた症状は次のとおりです。
- A/Cを入れてもコンプレッサーが作動しないことがある
- 正常に作動する日と、なかなか作動しない日がある
- 一度作動すれば冷房能力に問題はない
- 症状が徐々に悪化してきた
- 修理直前の数日間だけ、なぜか正常に作動していた
点検の結果、コンプレッサーのマグネットクラッチが正常に入らない状態と判断され、コンプレッサーASSYを交換することになりました。
ディーラーの点検では、コンプレッサーに刺激を与えると作動した
ディーラーで点検した際、車両をリフトアップしてアンダーカバーを外し、メカニックがコンプレッサーへ刺激を与えたところ、マグネットクラッチが作動して冷風が出ました。
ここは誤解されやすい部分ですが、ボンネットを開けて簡単にコンプレッサーを叩けるわけではありません。
デリカD:5のコンプレッサーは、一般ユーザーが上から簡単に触れられる位置ではなく、今回の確認はリフトや工具を使用できる整備環境で、ディーラーのメカニックが診断の一環として行ったものです。
したがって、
「エアコンが入らなければ、自分でコンプレッサーを叩けば直る」
という話ではありません。
無理に車両の下へ入り込んだり、周辺部品を叩いたりするのは危険です。今回の事例は、あくまで故障箇所を特定するための診断結果です。
修理直前だけ調子が良くなった
交換日が近づいた数日間は、なぜか毎回コンプレッサーが作動し、エアコンが普通に冷えるようになりました。
ディーラーへ入庫した当日も問題なく冷えていたため、
「三菱の車は自然治癒するから優秀ですね」
と冗談を言いましたが、もちろん自然に修理されたわけではありません。
接触不良やクラッチの作動不良など、断続的に発生する故障は、点検時に正常に動いてしまうことがあります。
今回は、それまでに作動しない頻度が増えていたことと、ディーラーで症状を確認できていたことから、予定どおりコンプレッサーASSYを交換しました。
純正新品・リビルト・社外新品を比較
修理方法として検討したのは、主に次の3種類です。
- 純正新品コンプレッサー
- リビルトコンプレッサー
- 社外新品コンプレッサー
純正新品は部品価格が高く、当初は修理総額が約12万円になる見込みでした。
リビルト品を使用した場合の見積もりは、工賃などを含めて約10万円。
ディーラーが取り扱っている社外新品を使用した場合は、約97,000円でした。
リビルト品と社外新品の価格差が小さかったため、今回はディーラー側から勧められた社外新品コンプレッサーを選択しました。
単純に価格の安い無名部品を持ち込んだわけではなく、ディーラーが手配し、取り付けまで行う部品です。
エアコンコンプレッサー交換の費用
今回のエアコン関係の費用は、税込で約97,000円でした。
事前に聞いていた金額と、ほぼ同じ金額に収まっています。
主な作業内容は次のとおりです。
- エアコンコンプレッサーASSY交換
- エアコンガスの回収・充填
- エアコンガスクリーニング
- Oリングなど関連部品の交換
- リレーなど関連部品の交換
今回はエアコン修理と同時に、右ドライブシャフトブーツと左右ロワアームブーツも交換しました。
そのため、最終的な請求額は次のとおりです。
- 税別金額:129,880円
- 消費税:12,988円
- 支払総額:142,868円
この142,868円は、コンプレッサー交換だけの金額ではありません。
エアコン関係の修理費用は約97,000円で、残りはドライブシャフトブーツやロワアームブーツなどの修理費用です。
ドライブシャフト作業時のトランスファーオイルについて
今回、右ドライブシャフトブーツを交換するために、ドライブシャフトを取り外しています。
ドライブシャフトを外した際、トランスファーオイルが漏れてこなかったため、オイルを補充する必要はありませんでした。
これは、
- ドレンボルトが固着して緩まなかった
- トランスファーオイルを抜こうとしても排出できなかった
という意味ではありません。
ドライブシャフトの脱着作業によるオイルの流出がなかったため、減った分を補充する作業が発生しなかったということです。
交換後は毎回正常に作動
修理後は、A/Cスイッチを入れるとコンプレッサーが正常に作動し、安定して冷風が出るようになりました。
故障する前なら当たり前の動作ですが、作動するかどうか分からない状態が続いていたため、毎回普通に冷えるだけで安心感が大きく違います。
修理中の代車は、走行距離約200kmの新しいeKワゴンでした。
車内空間はeKワゴンのほうが小さいものの、真夏の冷房能力はデリカD:5のほうが明らかに強く感じました。
故障中のデリカでも、コンプレッサーが作動している間は、外気導入でも十分涼しくなります。
デリカD:5は車内が広いため、冷房にもかなり余裕のある設計なのだと改めて感じました。
点検時に正常でも故障が直ったとは限らない
今回のような断続的な故障では、ディーラーへ持ち込んだ日に限って正常に作動することがあります。
そのため、症状が出たときは、次の情報を記録しておくと診断に役立ちます。
- A/Cスイッチを入れてから冷風が出るまでの時間
- エンジン始動直後か、走行後か
- 外気温
- エンジン回転数を上げると作動するか
- 作動しない頻度
- 一度作動した後は冷えるか
- 異音や振動の有無
動画を撮影できる状況であれば、作動音や吹き出し口の様子を記録しておくのも有効です。
ただし、エアコンが作動しない原因は、コンプレッサーだけとは限りません。
- エアコンガス不足
- ガス漏れ
- リレー
- ヒューズ
- 圧力センサー
- 配線
- コンデンサー
- エバポレーター
- ブロアモーター
- マグネットクラッチ
- コンプレッサー本体
症状が似ていても原因は異なるため、今回の記事だけを見てコンプレッサー故障と判断することはできません。
20万kmを超えたデリカD:5を修理するか
走行距離が20万kmを超えると、高額な修理をするべきか、車を買い替えるべきか悩みます。
今回も、エアコンと足回りの修理を合わせて14万円を超えました。
それでも現在の使い方では、デリカD:5に代わる車が簡単には見つかりません。
- 撮影機材を大量に積める
- 大人数で移動できる
- 長距離運転がしやすい
- 最低地上高に余裕がある
- 未舗装路や海辺でも使いやすい
- ディーゼルエンジンで高速道路を走りやすい
仕事でも日常でも使用頻度が高いため、今回は修理して乗り続けることにしました。
まとめ
今回のデリカD:5のエアコン修理内容は次のとおりです。
- 車種:三菱デリカD:5
- 型式:CV1W
- 走行距離:206,948km
- 症状:コンプレッサーが作動したり、作動しなかったりする
- 作動後の冷房能力:問題なし
- 点検結果:マグネットクラッチが正常に作動しない
- 修理方法:社外新品コンプレッサーASSYへ交換
- エアコン関係の修理費用:約97,000円
- 足回り修理を含む総額:142,868円
- 同時修理:右ドライブシャフトブーツ、左右ロワアームブーツ
ディーラーの点検では、リフトアップしてアンダーカバーを外し、メカニックがコンプレッサーへ刺激を与えることで作動することを確認しました。
これは整備環境で行われた診断であり、ボンネットを開けて利用者が簡単に叩けるものではありません。
症状が断続的でも、発生頻度が増えている場合は自然に直ったと判断せず、早めに点検してもらうことをおすすめします。
交換後は毎回正常にコンプレッサーが作動し、真夏でも安定して冷えるようになりました。
20万kmを超えたデリカですが、これでまた仕事や長距離移動に安心して使えます。