CTECHi GT200 ポータブル電源

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ロケ先でのヘアアイロン使用用途としてポータブル電源

結婚式前撮りのロケーション撮影で洋装の場合はヘアチェンジ希望の場合があって、ヘアアイロンが必要になることがよくある。

ヘアアイロンって消費電力はだいたい30W～50Wぐらいで低いのだけど、50Wぐらいのインバーターだとほぼ使えないと思って良い。それどころか200Wぐらいあってもメーカーやモデルによって使えるものと使えないものがある。

矩形波だと、試した中ではモッズのヘアアイロン以外は全滅だった。
殆どは正弦波じゃないと使えない。

普段はインバーター

今まではBALの正弦波インバーターを車のバッテリー直結で使ってて、これはとても優秀で使えるアイロンの種類が多いし7年ぐらい使ってるけど全然壊れない。

さすが日本メーカー？

でも400Wあるのに30Wのアイロンが少し不安定になる。
使えないことはない。

でもこの400Wのインバーターでもパナソニックのホットカーラー消費電力85Wは動かない。

車用のインバーターって使う製品仕様の10倍ぐらいの定格が必要なのかもしれない。

バッテリー直結はバッテリーあがりが心配

ACCじゃなくてバッテリー直結にすることによって、車のキーを抜いた状態でも使えるのだけどオルタネーターが動いてないからバッテリーあがりが心配ではある。
リレーでスイッチを途中に入れてるので使わない時は切断してて、スイッチを切るのを忘れると何も繋いでなくても待機電流だけで2晩ぐらいで145D31Lバッテリーが上がる。

そういう事態に備えてジャンプスターターを2つ常備してるのでバッテリーが上がっても大した問題にはならないのだけど。

CTECHi GT200ポータブル電源で使えるヘアアイロン

撮影の仕事で使うものはすべて予備が必要。
婚礼前撮りというお客様にとっては一生に一度の大イベントなので完璧にこなさなければならないという事でインバーターの予備として最近性能と価格のつり合いが良い感じになってきたポータブル電源を導入してみた。
これだとバッテリーあがりの心配はなくなる。

アイロン	消費電力	可否	備考
ADST DSストレート	150W	△	温度表示が不安定
SALON MOON25mm	65W	△	何度もACスイッチを入れることで温度が上がる
サロニア32mm	58W	◯
サロニア25mm	50W	△	少しずつ温度を上げていくと使える
サロニア2WAY	67W	△	何度もACスイッチを入れることで温度が上がる
サロニア15mmストレート	15W	◯
サロニアストレート	40W	✘	2度ACスイッチONで温度が上がるが、数分でOFFになる
アゲツヤ19mm	33W	◯
アゲツヤ32mm	75W	△	何度もACスイッチを入れることで温度が上がる
VIDAL SASSOON25mm	65W	◯
VIDAL SASSOON32mm	73W	△	何度もACスイッチを入れることで温度が上がる
Ventelandストレート	45-50W	◯

電力をモニタリングすると消費電力65Wのアイロンでも温度を上げるときの突入電力は約6倍の400Wを超えたりする。
そういうのは使えないと思ったほうが良い。使えるけど手間がかかる。

表にしたら✘が1つも無くて◯が4つでほかも△で全部使えてて問題ない風に見えるけど、結構クセがある。
元々、これ全部が400Wインバーターで問題なく使えるものだけをテストしてるので、その中で半分が使い方にコツが要るというのは、アイロンは自分で使うわけじゃなくて、美容師が使うからなかなか使いづらい。

その都度「このアイロンの時は、こういう風に」と説明しないといけないし電気系が苦手な人も多い。

見ての通り仕様上の消費電力が大きいと使えないというわけでもない。

というわけでこの、ポータブル電源GT200でヘアアイロンを使うという方法は誰にでも手放しで奨められるものではないかな。

サロニアって安くてデザイン良くて売れてるけど、こういう使い方ではあまり安定してない。
日が経つとベタついてくるのもよろしく無い。

VIDAL SASSOONはとても安定していて質感も良いしお奨め。
最近アゲツヤも安定して使いやすいと感じてる。
※アイロンの本来の性能は専門じゃないのでわかりません。