レンズの味
“レンズの味”って残存収差だったり、フレアだったり、特定色の透過率の低さだったりして、それが多くの人の好みに写ったりしてたけど、設計者はそれらを除外して、どんな状況でも同じように写る理想レンズに近付く設計の方向に進む。
EF24F1.4L、EF24-70F2.8、EF70-200F2.8LISなんかが良い例で、新型で解放から使える解像力になった。
デジタルカメラの画素数が上がって、ユーザーの要求度が上がったのもあって、それは仕方ない方向性だし、自然な流れでもある。
個人的にはクセのあるレンズより、無いレンズの方が使いやすいから好きなんだけど、収差を上手く残したレンズのラインナップもこれから出来ると良いなぁ。