2016/08/28
考察とかいう大げさなものでもないけど。
スペースギアの頃の車と比較して最近のキーレスやイモビ標準装備世代の車は色々とややこしい。
YUPITERUエンジンスターターVE-BS1をH28年式デリカD-premiumに取り付ける場合について。
VE-BS1
リモコンとスマートフォンをBluetoothで接続してスマートフォンにインストールしたアプリから色々な機能が利用できるエンジンスターター。
本体VE-BS1:本体
三菱車用ハーネスM-108R :これがないと接続できない
イモビ対応アダプターJ-91II :これがないと動かない
キーレスエントリーA-17SF:純正キーレスよりはるかに作動距離が広くなる。(純正:70cm VE-BS1:1200m) ターボタイマー作動中は純正キーレスが効かないのであった方が良い。
ハザード制御:あったほうが良い。
コンライトキャンセル:D:5はエンジンに連動して消灯するから無くて良い。
ドア検出:フットブレーキ検出線を取ってるなら要らない。Pポジション検出を取ってるならあった方が良いかも。
温度センサー:オプションにする意味がわからない。標準でつけとけよ。
ドアロックアダプターA-70Ⅱ:D:5の場合、キーレスエントリー機能も使うならこれが必要。配線はけっこうめんどくさい。
H27.11~のCV1は調査中になってるけど、H28.8納車のD:5でも問題なく動いた。(人柱)
キーシリンダーのカプラーにPポジション信号が来てる車は楽なんだけど、D:5は残念ながら来てないので、Pポジション検出線かフットブレーキ検出線に結線する事になる。
取り付け説明書では、ターボタイマーを使う場合はフットブレーキ検出線、使わない場合はPポジション検出線に繋ぐように指示されている。
VE-BS1に最初に通電した時にPポジションもしくはブレーキ検出に繋いでいるかを本体が判断するための作業がある。
Pポジションとブレーキ検出はONで12Vが流れる。
VE-BS1に目があるわけではないから、本当にPポジションもしくはブレーキ検出に繋いでいるかを確実に判断する事は出来ない。
要は12Vを任意のタイミングで入れてやれば偽装することも可能。
ターボタイマーを使わない場合で、ブレーキ検出線を繋ぐのが難しかったら初期設定の段階で12Vを入れて偽装してやれば初期設定を完了させることが出来る。
この場合、エンジンスターターでエンジンをかけて、ブレーキを踏んだらエンジンが停止するという通常動作は不可になる。
だけど、Pポジション検出に繋いだ場合もブレーキストップは動作しないのだから違いは無い。
シフトがPorNに入ってないとエンジンスターターでエンジンスタートしないのだからその面も問題ない。
でもこのような偽装は、事故に繋がるので行ってはいけない。
(って書いとかないといけないよね)
市販品のカーナビのサイドブレーキ検出線をGNDに落とすのと同じようなもんだね。
で、ターボタイマーを使う場合はPポジション検出に接続するのだけど、こっちの偽装は難しい。というか面倒。その都度12Vを入れてあげないといけないので。
(Pポジション検出線の接続については過去記事を参照)
Pポジション検出線についてはネットを数日掛けて探しても見つからず、結局1000km点検でディーラーに行った際に配線図を見せてもらいながら聞いてやっとわかった。
ブレーキ検出線に繋いだままターボタイマーを作動させた時も同じだったけど、作動中は純正オペレーションの機能がSTOPする。
ドアのボタンでもキーレスのボタンでもドアロック、アンロックが効かない。
手動ドアロックかVE-BS1のドアロックを使わないと鍵が閉められなくなる。
慣れればVE-BS1の機能でロックするようになるんだろうけど、めんどくさい。
スペースギアの時は、車から離れたら自動でドアロックするエンジンスターターを使ってたからなおさらめんどくさい。
VE-BS1の実用通信距離は1200m
実際に1kmぐらいは軽く届いてると思う。
建物の中に居ても2~300mぐらいは余裕で届いてる感じ。
それは10年前取り付けてずっと使ってたモデルでも同じだった。
ただ、現モデルの方が安定して通信出来てる感じがする。
このエントリーを書きながらYUPITERUのサイトを見たら近日発売のモデルが通信距離12kmって書いてあった。これは凄い。
市街地で2000m
12km離れた車の場所へ行くのに何分かかるんだろう。
徒歩の平均時速は4kmだから3時間。
自転車でも1時間ぐらいか。
エンジンスターターのアイドリング時間初期設定は10分
12kmの用途があまり思い浮かばない。
渡船場に車を停めて島へ渡って、ドアロック忘れに気付いた時に島からリモコンでドアロック出来るとか。
うん、使いみちがないことはない。
VE-BS1の話に戻って、ドアミラーコントローラA-35SFは要らないと思ってつけてなかったけど、MMCSの設定でドアミラーの開閉とドアロック、アンロックを連動するようにしてる。
ミラーの状態でドアロック、アンロックが判断出来るようにするため。
現状でVE-BS1でのドアロック、アンロックではミラーが連動しないからドアミラーコントローラーも取り付けたい。
YUPITERUエンジンスターターVE-BS1をD:5に取り付ける場合、検出線はブレーキにするかパーキングにするか。
個人的に使いやすさで言うとブレーキ検出だと思う。
ターボタイマーは、動作中にオペレーションキーのドアロック・アンロック機能が停止するのが致命的。
VE-BS1のドアロックを使えばロックする事は可能だけど、そうすると今度は純正のセキュリティが作動しない。
ちなみに純正セキュリティ作動中にエンジンスターターのドアアンロック機能でアンロックしてドアを開けるとホーンが鳴る。
エンジンスターターのドアロック・アンロック機能は運転席ドアロックに繋がってるので、キーレス機能以外と判定されるため。
ターボタイマーが上記の理由で実用的でないから、ブレーキ検出線接続でターボタイマーは諦めた方が良いと思う。
エンジンスターターでエンジンがかかってる間はオペレーションキーの機能でイグニッションを回すことは出来ず出発出来ない。
エンジンを停止させずに出発したければエマージェンシーキーを使ってイグニッション回すことになる。
もしくはVE-BS1でエンジンを停止させた後にイグニッションを回す。
ブレーキ検出線を接続してる場合は、エンジンスターターで動いてるエンジンをブレーキペダルで止めることが出来る。
その後はイグニッションを回して出発スレばいい。
Pポジション検出に接続してる場合は、このブレーキストップが出来ない。
文章で書いてもわかりにくいけど、ターボタイマー機能を諦めてブレーキ検出に接続するのが良いと思う。
VE-E8800stが欲しくなってきた・・・。